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『脾』と『脾臓』

愛知県一宮市九品町にある
腰痛、肩こり、逆子、つわり、などの症状を得意とし
一人一人の体質や、症状に合わせて施術を行なっている 
はやし鍼灸治療院の鈴木です。

皆さんこんにちは!
最近、梅雨でムシムシしていると思えばもう蝉が鳴き夏の季節に変わりつつありますね!
グラデーションのようにじわじわと変化していくのが自然の流れとおなじですね。

さて本日も前回と同様に西洋と東洋での違いを話していきますね。

∼西洋的な働き∼
・主にリンパ系に関係する器官
・古くなった赤血球などを除去
・一部血液の循環に関与

∼東洋的な働き∼
・運化(気・血・津液を作り出すのに必要な栄養を食べ物から吸収し5臓6腑に運んでいる) ※運化機能が失調すると消化吸収が阻害され食欲不振や全身倦怠感、下痢、むくみの症状が現れます
・統血  脾臓に元気がなくなると体内で気を作り出すことが出来なくなります。
     気には固摂と言って血が出ないようする働きがあります。
     気が少ないという事は血は漏れ出てしまうので血便・血尿・皮下出血・不正性器出血
     などの症状が現れます。

今回も西洋と東洋では働きは全く別物なんですね。
もう少しだけ東洋医学の脾臓の性質をご紹介します。

・昇清 消化吸収し作り出した気血などの栄養分を身体の上にある器官に送っていたり
    臓器などを正しい位置に保つ働きがあります。
(例 胃下垂の方は脾が元々弱い体質なので胃が正しいところから下に降りてきてしまう)
    また上に栄養を運べなくなると頭痛やめまいなどの頭の症状も現れる。 

基本的には女性の方は脾が弱っている方が多いです。
脾は内臓なのでお腹を冷やすような事をすると弱ってしまいます。
胃下垂がある方やむくみ易い方、内出血や手足が直ぐにダルクなる方は脾が弱っている症状の現れですのでまずはお腹の中から温める事や食生活を気にしてみたりするだけでもオススメです!

自分で気を付けていてもすぐには効果は出ません。
体質を変えるという事は今まで過ごしてきた時間以上にかかるものです。
ですが少しずつ少しずつ変化は出ます!
まずは鍼灸治療でお身体の調子やバランスを整え巡らしてあげる事でより症状の改善しやすいお身体にしていく事がとても重要になってきます!

少しでも症状に悩んでいるのであれば絶対に鍼灸治療を受けられることをオススメします!